消費者金融や銀行、信用金庫などあらゆる金融機関でキャッシングサービスが展開されていますので、日常的に利用しているという方も多いでしょう。
実際に私もよく利用していますが、その際の悩みの種となるのは、やはり審査についてでしょう。
何も問題ないはずなのに審査によく落ちてしまう…そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
そこで、ここでは私のさまざまな金融サービスの審査の体験談をお話してみたいと思います。
本当に消費者金融の審査は甘い?
一般的に消費者金融の審査は甘いと言われています。私もそれを信じて、社会に出て最初に申し込みをしたのは消費者金融のキャッシングでした。
金額は自動車の購入資金の50万円でした。過去にお金を借りたことはありませんでしたが、一応会社員ですので十分に借りられるはず…そう考えていましたが、甘かったです。
審査の結果、借入不可となってしまいました。
一応会社員として、安定した収入があるにも関わらずどうして審査に通過できなかったのでしょう?
当時の私にはまったくわからず、落ち込んでしまいました。しかし、金融機関の審査の基準を知ればその理由も見えてきました。
どうして審査に落ちてしまった?
私がはじめての申し込みで落ちてしまった大きな理由が二つありました。まず、一つが社会人になった直後だったという点です。多くの金融機関では審査の基準の一つに、現在の職場で勤め始めてからの期間、というものがあります。私の場合は入社してからまだ半年も経っていませんでしたので、ここで審査に引っかかってしまった可能性があります。
そしてもう一つのポイントは、就職のために引っ越しをしたばかりだった、という点です。現住所で暮らしている期間も審査基準の一つとなりますので、この点でも引っかかってしまったのでしょう。
この2点以外にも問題があったのかもしれませんが、はじめてのキャッシング申し込みが失敗に終わってしまった原因はそこにあるようです。
限度額の審査はどんな基準で行われる?
社会に出てから3年ほど経過した頃に、消費者金融のカードローンへの申し込みを行いました。
限度額は200万円で申し込みをしてみました。今度は入社してからの期間も、現住所で暮らし始めてからの期間も十分なものでしたので、審査を通過できるはず…そう考えていました。
ですが、結果として、審査に通過はできたのですが限度額は申し込み時の半分である100万円になってしまいました。
審査に完全に通らなかったわけではありませんが、どうして希望限度額の半分にまで落とされてしまったのでしょうか?
限度額の審査はどのように行われる?
私の限度額が100万円になってしまった理由はとてもシンプルなものでした。私の年収が300万円ほどだったからです。
消費者金融からの借入の場合、総量規制という制度の対象となりますので、最大でも年収の3分の1までしか借入ができないようになっているのです。
当時の私の年収が300万円ほどであったことを考えると、100万円でもギリギリの限度額であったようです。
高額の借入の審査…どんな基準で行われる?
つい最近、銀行で500万円の借入を申し込みました。子どもの学費などに必要となる資金で、銀行の担当者と相談した結果、フリーローンを利用することになりました。
正直、とても不安でした。私の年収は600万円ほどで、他の借入・ローンなどがあるわけではありませんが、これほどの額を借りるのははじめてのことでした。
申し込みから2日後に審査の結果の連絡があり、落ちているのでは…?と思いながら確認してみると、見事通過していました。
私の年収から考えると、これほどの額を借りることができたのがとても不思議でした。銀行のフリーローンの借入はどのような基準で審査されているのでしょうか?
銀行の審査の基準は…さまざまな角度から見た返済能力
まず、銀行は消費者金融とは違い、総量規制の対象にはなりませんので、年収の3分の1以上の借入も可能となっています。
しかし、どうしてほぼ年収に近い額の借入が可能だったのでしょうか?
その理由は銀行の審査方法にあるようです。高額の借入の場合、銀行ではさまざまな角度から返済能力がチェックされます。
もちろん、これまでのキャッシングやカードローンの場合と同じように、年収や現在の職場での勤務年数や、現在の住所への居住年数、そして返済計画までチェックされることがあります。
私の場合は5年間で返済する計画を立てていました。この場合は年間の返済額は金利を含めても100万円と少しで、年収の6分の1ほどです。他の借入やローンがあるわけではありませんので、十分に返済が可能、と判断されたのでしょう。
その結果としては、私は無事に500万円の借入ができました。